炭坑記録画の数々
ヤマの暮らし
夫婦喧嘩
昭和41年2月
昔のヤマ 夫婦喧嘩(注夫婦ケンカは酒乱ばかりでない 酒のまぬ男ほど女に狂う)
これは犬も食わぬと言うけれども時々おっぱじめる。若い夫婦なれば痴情によるチンチン悋気が原因で起る事もあるが、如何に男尊女卑の明治時代でも女が坑内にいって共稼ぎをすると、人間である限り、ある程度の権利がわいてくる。気の立った女は尚更烈しい。亭主ばかりが奢り増長すると衝突する。又年ぱいになると、痴話沙汰は少ないが貧困による家庭不如意からが多い 現今の婦人の様に虚栄心に浮身をやつすものは昔のヤマにはいなかったが、船大工の様にノミ、ウチする男には刃向うていた。しかし子供のおる家庭は成可喧嘩はされません。子供が泣くばかりではないのー
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