炭坑記録画の数々
排水、通気
電気ポンプの超大型
昭和42年3月
昭和
電気ポンプの超大型 昭和十三年夏の頃 日鉄稲築鉱本線卸底第二ポンプ座(坑口ヨリ千㍍傾斜23度)に三百五〇馬力のポンプが据えられた 坑内でこんな大型ポンプを据付けるのは中小ヤマには出来ない芸当である 稲築坑でもさげて据えつけるまで文字通り相当に工事が手間どった。数日後 試運転した 処が余りにも強烈な(百立法以上)為に 従来の押上管で堪えられず 継目のワシヤーパッキンが悉く吹破るので大型パイプと全部取かえねば使用されない事になった。サスガ親方日の丸でも千㍍も大型パイプと改設もできない事で早速このデカものは追放された。(これが使えると坪下ポンプも不用になるのだが)
『坑内では一ヶ処に必ず二台据え一台は予備にする。』
8/11