炭坑記録画の数々
排水、通気

風橋 坑内通気
昭和40年3月

 明治からの風橋、坑内通気。排気坑道が十字路になるところには、必ず風橋がいる。日鉄など大手ヤマには、1/16(2㍉)の鉄板で、大型の楕円パイプを天井に嵌めていたが、中小ヤマは杉板張りであった。もっとも、大手ヤマは単丁式でないから、風橋は少ない。
 天井の堅いヤマでは、(風橋設置に)相当の工賃がいる。(天井の)切り上げと木材の予算も大きい。





※風橋  入気坑道と排気坑道が交差するところで、混流を防ぐために立体交差として橋を架けること。
※単丁式 単丁切羽。単独で設定された狭い切羽。

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