運搬(坑外)、選炭
かわひらたの船頭さん3
昭和42年2月
かわひらた(鰐)の船頭さん
遠賀川の流れは緩やかと云え、上りは空でも船頭さんの大難事業であったという。浅い処は大寒中でも跣しで水中に飛び込み曳きあげる。始めは砂に踏みこむ足がイバラの中の様に痛冷する。それが数十分の后には逆に温くなるらしい。竿カイより二倍の能率があがったと云う。
*かわひらた(_) 扁平な一枚底の川舟。筑豊の石炭を運んで遠賀川を往来した。五平太舟とも呼んだ。
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