炭坑記録画の数々
運搬(坑外)、選炭
撰炭機での作業(撰炭婦)
昭和43年1月
大正の初めには中小ヤマにも撰炭機が登場し、中塊も水洗機にかけた。其后、粉炭も水洗して遠賀川の清流までまっ黒に染めた。
それでも大塊の必要もあるので撰炭夫(婦)の姿は消えず。塊炭を流す鉄板ベルト式はヨロイと言うていたが、バンドとも云う。長さ一〇メートル内外で 巾一・二~一・五メートル位あって四〇センチ位の鉄板がかさなって走る如くに見える。
速度は人の歩行位である。両方に炭、中の区切りに撰ったボタを流す。二号炭は足もとの板ばりに一時置く。昼夜十二時間交代、両手を使わねば係員から叱られる。
~してもせんとこく 撰炭場の娘
今朝も二度した うす化粧… ゴットン~
チープラ下 スクリン (出口)
バンド(落口)
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