災害、リンチ
リンチ(キナコ)
昭和40年1月
明治中後期 リンチ⑵
開坑場に於てキナコ、リンチ 手くび足くびをかたく縛され土間に坐らせて 頭から水をあびせる。捕綱は身に喰い込む それを棒ならず 麻縄で(ホソビキ)殴くから 一擲ごとに悲鳴をあげ転げまわる。大正時代になってキナコと称へていた。
筑豊の中小ヤマはすべてリンチはあった。中でも圧制(アッセイ)ヤマと肩がきのついておるヤマが大半をしめていた。
納屋頭や人繰は縛らずに殴っていた。不埓坑夫は抵抗もせず叩かれていた。それは自分の犯した罪のおぎないと諒めていたのであろう。
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