炭坑記録画の数々
ヤマの訪問者

山伏
昭和41年1月
明治 ヤマの訪閤者 山伏の水垢離
豊前国英彦山の山法師であったらしい。小寒大寒と云うヤマ人たちが縮みあがる。寒中に法螺貝をブゥーブゥーと吹鳴し、戸別にどうぞお水を供えてくださいと頼んでまわる。やがて密集家屋の門口に満水担桶が行列する。山伏さんは褌一カンのまっ裸になって要領よくガブリガブリと肩から浴びる。ヤマの人々の厚着でイロリの番をして震えている無精者の度肝を抜いたものであった。
農村ではタゴを一ヶ所に集める。浴びる時は腰をカガメるが、体にかかる水は半分位で周囲に飛散するのが多い。其の筈十八リットル(カタ荷)を全部浴びると大変でもあろうー。
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