炭坑記録画の数々
ヤマの訪問者

鐘馗大臣
昭和42年5月

明治 ヤマの訪間者 鍾馗大臣

 正月餅のある内、納屋の戸入ロアマド(雨戸)をゴトゴト叩く。鍾馗大縄のツノ鉢巻、右手に藁作りの宝剣(棒)を持ち、~正月目出たいなー、鍾馗の立った門口は、福が舞こみ御願成就、悪魔退散、お家は繁昌、町では商売ハンジョウ、農家では五穀豊穣と使いわける。
 幸いヤマの坑夫ナヤは雨戸が外部にあったから敲くに好都合であった。なにはともあれ多く餅を貰うので、その重量でくたぶれているらしかった。
 昔、昔、支那で疫鬼を退治した神、唐の「玄宗」疫病のとき、此の神が夢に現われ治癒したと云う。終南山の進士鍾馗と名のり夢さめた。それで憶うまゝ玄宗は呉道子に描かせたもの。我国の不動様と同じ空想像画である。夢の神様かのー。(ある事典から)

<<前の記録画  次の記録画>>

<<前の10件 212223|24|25

24/25