炭坑記録画の数々
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ヤマの水害
昭和42年4月

ヤマの水害 河川や海底陥落もある

 古洞にほげた。坑内に水があばれた、とヤマの方言。此の水禍は大小の差はあれヤマには多い。自ら掘った後に溜っておる古洞に掘りあてるからである。溜水が少量なれば鶴嘴を打込み出水すると、それをそのまゝ抜かずに逃げると避難できる事もあるが、薄い壁は水圧に押し破られ、にげるマがない。
 大量で面積の広い処はニメートル位でもマイト発破で貫通出水する。一度にはみ出す水力は猛烈で盤を洗い枠を倒し人を殺す。
 鉱山法三九五条では、五〇メートル古洞前、五メートルの前進、ボーリングをする事になっておるが…。ヤマの水害はその古洞が不明によって惹起する事が多かったのであった。キャップランプのない時代、闇黒になるので被害は太い。

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