炭坑記録画の数々
墨絵

昭和20年10月10日二坑出水事故
昭和33~38年頃
二坑
昭和二十年十月十日の夜 台風は除けたが連日の降雨で増水又増水 精一杯の排水が崩れた 午后三時半より 四時間の停電で本線左六片(坪下)ポンプが水没寸前に迫ったのである 七五バリキ2台 第二又より三〇 一台 断層卸ヨリ三〇 一台を 非常動員で夜中に本線四片上部まで曳あげ(巻卸は巻機利用) 翌十一日も豪雨 そのため左断層卸全域が水没 本線左六片から流込む
本年六月三日に入職の山本伝氏坑内主任 採坑係、岡部、江頭氏でキカイ係佐藤質其他十数名
坪下又は中段ポンプ三台の内五○ 一台は故障で二台で支えかねていた矢先、長停電は痛手であった それは 戦時中資材難で無理使いもあってポンプの性能も些か落ていた事は勿論である
幸いヤマは上部に残り炭柱があったので 余り出炭にはアフリを食わずにすんだ(同年十二月十四日に元通り六片にポンプを戻し据えた)
十八年九月十五日 本線第二又卸右五片詰から出水したが それは卸の一部で止まり従来将来共20 10 10日の水は開坑以来の大量出水であり かの廿五年七月三日の水害より遙かに多量であった
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