炭坑記録画の数々
墨絵

むかしヤマの人びと18(ミセシメ1 下り蜘蛛)
昭和33~38年頃
むかしヤマの人々 ミセシメ 下り蜘蛛
明治中期頃は圧政ヤマが殆どで、人事係、取締りは今の暴力、当時のワンリョクを朝夕振わねば役目が勤まらぬのであった。従ってボス揃いである。
この拷問は一番柔い『さがりぐも』であって、毎日の如く坑口の繰込場コト開坑場で取締長の指揮下、古畳の様にボトボトと叩いていたのである。あらゆる軽犯者をリンチするのであるが、盗人、ケツワリ、中でも残酷なのは他のヤマから坑夫引出しに来て発見された者は、半死半生にされていた。次は姦通、怠隋。
取締長 こいつは図太えーぞ…。もちっとどやせ(殴れ)。
〇 はあっー…、この野郎。
*ケツワリ 無断でヤマから逃走すること。作業を途中で放棄する場合にも使う。
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