炭坑記録画の数々
墨絵

昔のヤマ人5(喧嘩の仲裁)
昭和33~38年頃
昔のヤマ人 喧嘩の伸裁
キッタハッタの多いヤマ人も騒いだあげく仲直りはある。勿論、ヤマのカオヤクが仲に入って和睦となるわけで、それには形式があった。
仲裁人が正座に坐し、本人を両方に坐らすと盃を両手に持ち、左右の手を交互にして一緒に差す。二回目には一方の腕を上下にとりかえて差す。
今度はオレにまかせてくれて誠に有がてー、万事水に流して以後水魚の交わりをしてくれー。
□すみません。はしたない、私の無分別からー。
△いや私の誤解からすまねえー。
講和談判がすむと仲入が納めの盃を乾してヨイヨイヨイと音頭をとり一同拍手を三回する。やがて仲人は半紙に塩を包み箸二本添え、水に濡らして天井に投げつける。それが天井にくっついて目出度く親睦散会。
此場合多く語らず大酒せず永坐せずソコソコにきりあげる。関係者は同席なすもナルベク沈黙をまもる。
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