炭坑記録画の数々
墨絵

昔のヤマ人(2)(発音機 - 紐付き蓄音機)
昭和33~38年頃

昔のヤマ人 発音機

 オーイ、もの言う機械が来たぞーとヤマの人たちは珍しがって一回三、五分間位を大まい(枚)弐銭也を奮発して耳に挟んでいた。それは大人の事で、子供には手が出らなかった。五厘切符一枚では。聴者は医師の聴診器形黒色ゴム管を耳にあて、(佐賀の梅吉)の米山甚句など首を傾けてきいていた。
 初めは人よせに喇叭を嵌め発声するが、音が太い斗りでききとりにくかった。明治三十二、三年頃。
径九〇ミリ、長さも九〇ミリ位の(横に)真鍮製円筒を旋盤式に回転させていた。

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