炭坑記録画の数々
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昔のヤマ人10(5)(上三緒炭坑職員の殉職事故)
昭和33~38年頃
昔のヤマ人
ヤマの災害による犠牲者をイチ一拾いあげると際限もないが、これはあまりにもショックが太かったので記しておく。
大正四年七月七日午前十一時頃発生した上三緒炭坑でのでき事で、採鉱主任(坑内主任)の鈴木氏と主任補(大廻現場)の熊井氏が、鉄管卸を巡視中遭難殉職された一大珍事である。尚、熊井氏は焼ただれて即死され、鈴木氏は昏睡状態の侭十六日に死去(所長相羽氏邸で治療中)。灼熱五〇度以上の地獄坑道、専門の仕繰夫でも下部小扉(門戸)を開放して冷風誘引しても三十分以上連続作業のできぬ処であった。
(注 批判的説明すれば相当の字数記事になるが省略する。)
途中に非常用の門戸又は叩き破れる程度の板ハリが何ヶ処もあったが、光を消され、暑さのために無我夢中でさまようたものであろうと皆噂していた。
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